1995年1月17日、阪神淡路大震災での死者は6,400人以上を数え、負傷者は実に4万人以上に達しました。この地震は早朝に起きたということもあり、亡くなられた方の実に80%以上の方が、木造住宅の一階部分の下敷きによる犠牲者でした。つまり、この地震では住宅が崩壊し、圧死してしまった方たちが非常に多かったのです。
もしも家屋が耐震補強されていたならば、崩壊する家屋から逃げ出すわずかな時間があったはずです。このわずか数秒で死傷者の数は何割も減っていたと予想されているのです
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(写真)阪神淡路大震災では新築の家も数多く倒壊。昭和56年以前に建築された家屋は特に注意が必要です。また、シロアリの加食被害や雨漏れによる構造材の腐食なども倒壊の大きな原因となります。 |

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